夢たくす

場面は変わり信号待ちの横断歩道 こんどは、 なぜか紙袋を持っている とある、お笑い芸人さんに話しかけていたのだった「あんな。これはここだけの秘密やで 誰にも言わんといてな。私な、もう長くないんて。不治の病やねん。助からへんねんて」 彼は、神妙な面持ちで 「そうか・・いい友達やったのに・・」 とうつむきかげんにそう言った。 やがて信号は青になり 私たちは、別々に歩き出した。 それから 祖母に逢った。 ずいぶんと前に亡くなった祖母だ。 祖母はにこにこしていた。 私は祖母と一緒に 落雁(らくがん)のお菓子を ポリポリ食べていた。 なにも言わずに ふたりして 黙々と食べていた。 エレベーターにひとりきりで乗った。 4階まで行くあいだに いろんな不気味な声が聞えてきた 4階に行くとそこは 食堂で 私は廊下を通っていた。 落雁(らくがん)や 燈篭(とうろう)や 風鈴がずらりと 並んでいる間を通っていった。 とても涼しかった。 もうすぐ夏なのだなあ 夏支度をしているのだなあ。 などと思いながら通っていった。 それにしても トータス松本さん 白衣がよく似合っていたなあ。

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